ほっこり読書の秋

2025/10/29

セルディビジョン 折笠 利紗

気づいたら2025年10月末。

久しぶりのブログ担当がやってきました。

私は外で過ごしやすい秋の季節が大好きなのですが

今年は10月半ばからいっきにに冷え込み、秋どころか冬のよう…

気分だけでも秋でいたい、ということで、短編でさくっと読める

「心温まる本」をテーマにご紹介できればと思います。

 

 

1.椋本湧也さん/編集の本シリーズ

 

社会人になるまでいつの間にか本を読むことから遠ざかっていたことに気づき

ふと「読書をしたい…」と思った時に出会ったのが

椋本湧也さんが編集をされている本のシリーズでした。

 椋本さんが出している本には短編集が多く、

スイスイ読み進めることができて短時間で読むのにぴったりです。

(そしてどの本も装丁が素敵…!)

 

 

1-1.26歳計画

 

 

世界各地で暮らす26歳の人達がその年齢をテーマに書いた短編のエッセイ集。

自分がかなり近い年齢だったこともあり、タイトルが気になって購入しました。

26歳に限定されているのはの作家の沢木耕太郎さんが

『深夜特急』乗合バスでユーラシア大陸横断の旅に出たのがこの歳であり、 尚且つ「旅の適齢期」と定義しているから。

椋本さんはこの本に影響を受けて「26歳計画」を記すことにしたそうです。

自分と同世代の人たちが世界の各地で生活している様子にすごいな…と感銘を受けるとともに

まだまだ人生色々なことができるんだなと、とんでもなく広〜い視野に引き戻される感覚になります。

そして総勢48名の文章が5,6ページずつ書いてあるので

他の人の日記を覗き見しているようで、なんだか楽しい一冊です。

 

1-2.『未知との出会いを恐れずに』

 

 

東京出身の椋本さんが、30歳を機にから京都へ移住し

その日常風景の中で感じた新鮮さや感動を短編に織り込んだ文章が書かれています。

自分も東京出身者なのですが自然の風景が好きなので椋本さんに共感できる部分が多く

窓から山が見えるだけで感動する、散歩コースが自然いっぱいで贅沢な気分など

自分が旅行中などに感じた感情を思い起こすことができます。

こちらは本というよりZINEに近い一冊なので、

装丁に使われる発想が自由で面白いところもオススメポイントです。

 

(↑京都の川の水に浸っているページ (?)すごい発想力。。。)

 

 

3.ミトンとふびん

 

 

短編で最後にちょっと心温まる構成が共通していて素敵だなと思ったのが

吉本ばななさん著の「ミトンとふびん」です。

どんなことも消化して糧にして生きていく人間のほんのりとした強さを感じれるので

勇気をもらえてオススメの本です。

 

こちらは人気作家の朝井リョウさんが これまた人気コンテンツの

「出版区」【本ツイ!ー本屋ついてって1万円あげたら何買うの?ー】※ で「本棚にずっといてほしい」ぐらいオススメの本として紹介されていたので 思わず買ってしまいました。

最終的に自分のお気に入りの本となり大満足。

 

【本ツイ!ー本屋ついてって1万円あげたら何買うの?ー】

※著名人の頭の中を覗くをテーマに、1万円を軍資金に本屋さんでの買い物に同行する企画。

 

▼朝井リョウさんの回

 

読書なんて最近していないなという方でも、生活の合間に さくっと読める本たちを紹介しました。

活字を読むことで意外と癒される・・・なんてこともあるかと思うので

ほっと一息つきたい時に是非一度読書を試してみてはいかがでしょうか!

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