久しぶりのブログです。やまちです。
本当に久しぶりすぎて、ブログの管理画面のログインを2回間違えました。
何を書こうか、ふと思い出したのが、縁があり何度か足を運んでいる、東南アジアの小さくて大きい国、シンガポールについて書こうと思います。
シンガポールに行くたびに、私がワクワクしているものがあるんです。
それは、街のあちこちで見かける案内図のデザイン!そう、あの、ピクトグラムとかかいてあるやつです。トイレのマークとか、エレベーターの矢印とか、そういう、ごくごくシンプルなアイコンとか看板たちなんですけど、これがまた、いちいち可愛いんです。
まず、シンガポールについて
日本人からみてこんなイメージがあると思います。
「ああ、マレーシアの南のほうにある、なんかこう、きゅっとまとまった国でしょ?」「空港が無駄にゴージャス」「金融エリートが闊歩する街」「物価?もちろん高いに決まってる」「多民族国家で、シングリッシュっていう独特の英語を話す」「あと、ドリアンね、ドリアン…」
はい、正解です!特にドリアンについては、街の至る所で「持ち込み禁止!」のマークを見かけるあたり、その存在感の強さが伺えます。
さらに補足すると、街のあちこちにイギリス領だった時代の影響が残っています。西洋の洗練された雰囲気と、アジアの文化と活気が絶妙に混ざり合っていて、歩いているだけで街の美しさにうっとりとします。
物価に関しては、本当にピンキリです。食事で例えると、観光客向けのキラキラしたところで食事をすると、信じられないほど高いですが、ローカルなところ(つまり観光客向けのところを回避)すれば、リーズナブルに美味しいものが楽しめます。
では、本題の公共サイン紹介
シンガポールは、理由はわかりませんが案内図やら看板やらのデザインがやたらとイケています!
私が特にグッときたものを一部ご紹介します。
消化器とホース
街のショッピングモールにありました。
真っ赤な壁に、鎮座する白い消化器とホースのピクトグラム!
小さくて白い文字が効いてる。
ミニマリズムなパーキングの標識
駐車場でみつけた、黄色いボックス型の標識!
潔いほどシンプルな矢印と文字!多くを語らない寡黙なイケメンサインです。
ゆるふわ注意喚起「犬に気をつけろ」
全然怖そうじゃない!むしろ、ちょっと眠そうな、のんびりした犬のピクトグラム。
「気をつけろ」と言われても、一体何に気をつければいいのか、むしろ癒やされるレベル。
Webデザインみたいな道案内
ここ最近できた、おしゃーれな若者たちが集まる最先端のショッピングモールの標識。
フラットデザインとか、余白の取り方とか、いちいち今っぽい!
踏まないであげて!「困っているお花」
シンガポールといえば!ガーデンバイザベイ!
「お願いだから、僕を踏まないで…」と、今にも泣き出しそうなお花の看板。
歴史を感じる「多民族国家らしい注意書き」
シンガポールの公用語はここ数十年は英語ですが
古い看板は、多言語表記!英語はもちろん、中国語、マレー語、タミル語などがズラリと並んでいます。
経年劣化のテクスチャー感もいいエッセンスに。
商人の説明看板
飲屋街でみつけました。
その土地に関する歴史の人物の紹介の看板です。
写真と文字の配置が、海外のエディトリアルデザインっぽい!
バイクカフェの案内標識
ツーリングのスポットにあった、バイクカフェの案内の標識。
「バイクカフェ営業中!」的なストレートな表現ではなく、バイクの持ち手(ハンドル)のデザインをドーン!と標識にしちゃう大胆さ!
絶妙な位置の「・」
ピクトグラムと文字の間にある、謎の点!最初は「え?点が浮いてる?」と違和感を覚えたのですが、よく見ると、これはピクトグラムと文字を仕切る、スタイリッシュな仕切り!そして、絵と文字の中央に配置することで、絶妙な抜け感を生み出しているではありませんか。デザインに取り入れてみたい…!
他にも色々あるけど、一旦今回はこのへんで。
シンガポール出身の友人にこの情熱を伝えても、「え?こんなの、普通じゃない?」という、冷たい反応しか返ってきませんでしたが、いいんです!私が日本育ちだから、新鮮なんでしょうね。
公共案内ではありませんが、キャワイイ・ネオンで〆ます。
次回はシンガポールの街角にひっそりと佇む、ギャラリーの案内たちをご紹介したいと思います。
第二回も、乞うご期待!(誰も期待してなくても、勝手に続けます!)