1日の大半を過ごすオフィスですから、気持ちよく過ごしたい。
それには観葉植物がかかせませんよね。
セルディビジョンでもいくつか観葉植物を育てていますが、
今回新しい仲間が加わりましたので報告させていただきます。
『麋角羊歯』
ビカクシダと読みます。
ここ数年、インテリアグリーンとして流行っていて、
インテリアショップなどでは「コウモリラン」という名前で売られているので、
そちらの名前なら聞き覚えがあるかもしれません。
麋とはトナカイのことで、大きくせり出した葉の形がトナカイの角に
似ていることからそのような名前になったようです。
着生植物とよばれるタイプの植物で、
地面から生えるのではなく他の樹木にしがみついて生活しています。
今回仲間入りしたセルディビジョンのビカクシダは
コルク樹皮に着生するようDIYで仕立ててみました。
意外と簡単なのでオフィスやご自宅のインテリア用に
チャレンジしてみるのも面白いと思います。
もちろん最初からこのような仕立てにしたものも購入できますが、
自ら仕立てれば出来合いより断然愛着も湧いてきます。
せっかくなのでセルディビジョンではどのように仕立てたのか
イラスト付きで解説してみましょう。
<ビカクシダの着生>
準備するもの
・ビカクシダ
・台座となる板
・ミズゴケ
・固定するためのヒモ(目立たせたくない場合はテグスなど)
こんな感じに鉢植えされたものを用意。
よく売られているのはビフルカツムという品種で、
比較的育てやすくお値段もリーズナブルです。
ビカクシダは二種類の葉を持つ植物で、
生殖のため胞子を蓄える胞子葉と、水分や栄養を蓄える貯水葉があります。
着生させるため台座の板も用意します。
セルディビジョンではコルク樹皮を使っていますが、
ヘゴ板、カクタススケルトンなど雰囲気で選んでも良いかもしれません。
台座を用意したらハンギングできるよう、ヒモや針金を取り付けます。
この後、着生作業に入るのですが、
使用するミズゴケはあらかじめ水に浸しておきます。
鉢から丁寧に抜き、余計な土は取り除きます。
その際、根や貯水葉を傷つけないよう注意!
根を用意しておいたミズゴケで優しく包み、台座に置きます。
使用するミズゴケは水が流れでない程度までぎゅっと絞っておきます。
ヒモ、テグスなどで固定。
貯水葉の上から巻くと固定しやすいです。
だいたい1年半くらいすると根と貯水葉が板をしっかりと抱き込みます、
それまではヒモが取れないようにしっかりと。
いかがでしたか?
セルディビジョンはスタッフに植物好きが意外と多いので、
今後も気まぐれで植物について報告してみたいと思います。
]]>