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感度のモード

2018/01/10

 

こんにちは。キリンです。

旅行での香りからはじまる、感度について書きたいと思います。

 

昨年の7月に、パリに旅行に行きました。
ほぼはじめての海外旅行です。
イベントごとだったので普段よりもランクを上げて贅沢に。
「ウェスティン・ヴァンドーム」をおさえそのホテルには2日間泊まりました。

ホテルロビーに入った時に独特の香りがあったのを覚えています。
ディヒューザーをたいてるわけでもなく、エレベーター、必ず香ってきます。

自分は匂いに敏感なこともあり、最初はなれなかったのですが、
街から戻ってくる度に、『あぁ戻ってきた』という感覚になって

落ち着きを覚えていることに気づきました。

どんな匂いかははっきりとしていませんが、

嗅げばまたその時の楽しい記憶が呼び起こされるに違いません。
高級なホテルでは匂いを取り入れていることがほとんどということですが、
嗅覚のブランディングにあらためて気づいたことでした。

 

逆に、街ですれ違った女性のつけている香水で、

嫌な思い出を呼び起こされることもありますよね。
匂いは記憶と結びつきやすいのです。

 

旅行の話になりましたが、人から、海外に行くと大きな発見があるよ、とよく聞いたりします。
それはどうやら、「日本と違う」「はじめて見た」など、

普段の生活と違う”感度”のモードになっているので、
そういう発見や経験をしているらしいです。
海外だから、というわけではなく、高い感度になっているからこそ。
子供の頃はなんでもその”感度”のモードになっていたのに、大人になると慣れてしまう。

 

言ってしまえば海外でそういう経験ができるのは当たり前。
もしかすると、普段の生活しながらその感度を引き上げることができたら、
新しい発見・insiteが生まれるきっかけになる。

やったことない趣味、通った事ない道を歩いてみるでも感度は上がると思いますが、
普段のふとした感覚や違和感を大事にしていこうと思うようになりました。

 

ちなみに、ウェスティン・ヴァンドームは、ウェスティンと名のついたのは比較的新しいようですが、
ホテルの歴史としてはものすごく古いらしいです。
建物だけでなく、人格として「情緒」や「品格」、それにとらわれすぎない「新しさ」のようなものがあり、
”古さ”の価値を感じました。

最近では、情緒的よりも論理的が取り沙汰されることが世の中的にも多くなってきましたが、
目先のものに惑わされないようにしたいものですね。

 

 

 

 

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