働く人たちが幸せであるために。
経営者の思想を分解し、
未来の会社の在り方をビジュアル化。
花浄院 [前編] -ビジョンマップ編-
ビジョンマップについて
きっかけ・目的
2030年に向けて実現していきたい“花浄院の未来の在り方”をビジュアル化して社内外に伝えたいとう目的のもと、ビジュアルマップを制作することになりました。
池本代表には「これから花浄院は、葬儀だけに留まらず、生から死に向けて地域の方々の人生の至る所に喜びを与えることで貢献していきたい。例えば、今ある延長上のところに不動産であったり、エリアの拡大であったり、野球チーム、コミュニティ作りであったり…」という想いがありました。
スタッフがやりたいこと、
楽しいと思えることを
どんどん叶えていける企業でありたい
背景
池本代表:
正直、人気業種ではないので、採用してもなかなか続けてもらいづらいという経験がありました。それでも頑張って働いている人たちが幸せにならないと自分がやっている意味がないので、スタッフがやりたいこと、楽しいと思えることをどんどん叶える企業でありたい、それをどうにかして社内外へ伝えたいという想いがありました。
また、今まで自社の理念未来計画を動画にしたり、口頭で伝えるという活動はしていましたが、動画だとファイルを開かなければならない、口頭だと思い返さなければならないなどスタッフに浸透していかない、という課題があり、これを解決できないかと考えていました。
デザイナーとの関わり方
デザイナーとの関わり方で印象的だったこと
池本代表:
今まで社内で広告を作ったり、制作物が決まった状態で、他のデザイナーへ依頼をすることはありました。
今回のように、もっと深いところで「どういう想いがそれにつながっているんですか?」など掘り下げ、具現化してもらうのは初めての経験でした。
ビジュアルについて
最初からこのイメージは頭の中にあったのですか?
池本代表:
最初は何もイメージはありませんでした。ただ、セルワのデザイナーさんと話をシェアしていく中で、なんとなく不思議とイメージが湧いてきました。
出来上がったものを見た時はびっくりして、「僕の頭の中はコレだったんだ!」と頭を追い越された感覚に感動しました。
実は以前にCM制作を別会社と進めていたのですが、その際にこちら側のイメージを伝えきれず、CM制作が中断してしまったという経験がありました。
まずは目で見て、イメージできるものがないと伝えられないので、順番が逆だったと後から気づきました。
プロジェクトを通して
弊社担当デザイナー 清水より
清水(セルワールディング):
最初話を聞いた時に、花浄院さんが葬儀社でありながら、一方で産婦人科などこんなに多角的に事業をしていく未来を見据えていることが驚きでした。
ヒアリングでは、グループマネージャーの方に花浄院の強み、弱み、これからやっていきたいことなど1人ずつzoomでお話を伺っていきました。
表で見てわかるように、ヒアリングによって、「強み」では「人」が挙げられる会社だということが浮き彫りに。この会社にいる理由もやはり人が良く、仕事を通して自分たちが関われることがもっと多くあるのではないか?というところに皆さんが気づいていらっしゃった。これは花浄院さんの大きな価値だと考えました。
ヒアリング内容を抽象化
清水(セルワールディング):
さらに、このような図をビジョンマップの前に策定し、今ある延長線上に不動産やエリアの拡大であったり、野球チーム、コミュニティ作りというものをどんどん広げ、事業を拡張していく未来が描きたい世界観だと感じ、これを元に言葉とビジュアルに落とし込んでいきました。
絵作りをすることで、幹部の下の人たちも、自分たちも新しい部分でチャレンジしていきたいという意欲が湧きます。ビジョンマップを通して、ワクワクした社内空間づくりをすることが、会社全体のやる気の創出にもつながっていきます。
反響について
池本代表:
去年の夏頃、新しい事業のプレゼン大会があり、挙手制でメンバーを募り、幹部社員から ビジョンマップにない事業が提案され、大賞を取りました。1月から新しい事業をスタートするための準備を始めており、ビジョンマップで描いた未来に着々と近づいています。
また、自分だけではイメージを伝えきれず、中断してしまったCM制作についても、ビジョンマップがあることによって、自分たちの進みたい世界観をわかりやすく共有することができるようになりました。より高い場所で意思疎通ができ、組織としての推進力が大きくなったように感じます。
花浄院[後編]-CM編-に続く
制作物
・ビジョンマップ
クライアント
株式会社花浄院