濃密スケジュールでの異例の沖縄合宿ブランディング

株式会社サイダス

濃密スケジュールでの異例の沖縄合宿ブランディング

株式会社サイダス

チームとして一緒にブランドをつくりあげ 築いた信頼関係が、クライアントと受注者の関係を超え 共同プロジェクトを立ち上げるまでに。

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兼ねてからの想いが
実現したきっかけ

01 きっかけ

人材管理分析のクラウドサービスを開発・販売・サポート・コンサルティングしている、株式会社サイダス。サイダスのインハウスデザイナー(役職は当時)清水さんが、メディア等でセルディビジョンの事例を以前からご存知でした。いつか一緒にお仕事したいと思っていただいていたところ、リブランディングをお考えのタイミングでウェブサイトよりお問合せをいただきました。

ウェブサイトリニューアルを機に
リブランディングの必要性を再認識

02 悩み

一度サイダスを離れて戻ってきた清水さんが目の当たりにしたのが、提案書ひとつ作るにも何色なのか決まっておらず、新旧ロゴが入り乱れているような社内の状態でした。発信するベースとなるコンセプトも決まっていないので皆がそれぞれ判断してやっている。会社のイメージがどんどんずれていく感覚があったと言います。実は初めはコーポレートサイトリニューアルの話が先に進んでいましたが、それ以前にベースの部分を整えていきたい、一度リブランディングが必要なんじゃないかと清水さんは考えていました。しかし、一人ではウェブサイトリニューアルとリブランディングを遂行することは難しい。外部クリエイターの力を借りる必要がありました。

きっかけ・目的

沖縄合宿で凝縮して行われた
ブランディング会議

03 進行中1

本来であれば、ブランディングには数ヶ月必要ですが、事業拡大のタイミングがあり、リニューアルを急いでいました。そこで、リブランディングでMI・BIを構築するのと、サイトリニューアルを同時進行するために、サイダス沖縄本社での沖縄合宿を決行することになりました。5日間の沖縄合宿では初日に松田代表へのヒアリング、2日目に社員を集めてのワークショップを行い、3日目にコピーライティング・コーポレートサイトキービジュアルの同時提案、4日目・5日目はwebサイト用の撮影…というスケジュールでした。ワークショップはさまざまな立場の社員を10名集めて実施しました。ひとつの質問に対し、参加者それぞれが自分なりの回答を付箋に記入。理由を述べていきながらサイダスが大切にしているもの、課題等を全員で認識し、「サイダスらしさ」を探っていきます。
理念 “明日が楽しみになる世界をつくる”は、初日の松田代表へのヒアリングで掴んでいた概念をどう言葉に落としこもうか模索するなかで、ワークショップでひとりの社員が発した「サイダスにきて、次の日会社に行くのが嫌じゃなくなった」という言葉が突破口となり産み出されました。

きっかけ・目的

合宿をきっかけに
深まる信頼感

04 進行中2

今回のリブランディングではロゴ自体の変更はせず、そこにシンボルマークをどう組み合わせていくか、今後のVIをどうしていくか、最終的にFIXするまでに幾度となくやりとりが繰り返されました。デザインに対してはお任せしますという会社がほとんどの中、サイダスさんとは顔を合わせて微調整レベルで一緒に作り上げていき、合宿第二弾のような感覚でした。最初に合宿したことでコミュニケーションが築けていて、パートナー、同じチームとして接して頂けていると感じました。
決定したロゴマークは、図形の集合体で個性を表現し、どんな人も働きがいを持って仕事で輝ける世界をつくるために“働く景色を一変させる”意志を込めました。図形は人が寄り添っている姿にも見え、どんなにAIやテクノロジーが発展してもその中心となるのは必ず「人」であるということも表現しています。

きっかけ・目的

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最も変化を感じたのは
インナーブランディング

05 結果

リブランディングでまず目に見えて変わったのは、インナーブランディングにより、社員の意識が変わった事だと言います。特に役員がビジョンを意識してそれをとても大切にする事で、社員全体に伝わっていきました。クレドをデスクに飾っている社員も多いそうです。プロダクト開発においても、本当にこれは「働く景色を変える」ことにつながるのか?という目線でのものづくりができるようになったと言います。そして全員が共通言語を使って自社のことを社外へ発信できるようになりました。仕事を楽しむ社員の雰囲気から自然と採用も強化されていき、ここに入れば変われる、そういった憧れを抱いて応募してくる人が増え、優秀なエンジニアを確保できるような状態に変わっていったそうです。離職率は劇的に下がりました。社員の変化により受注や売上も上がり人が増えながら成長しています。
ウェブサイトリニューアルでも大きな変化があったそうです。サイト構成を考えているうち、サイダス商品の全体的なラインナップの整理にも関わることになりましたが、これによりウェブサイトの構成もすっきりと整理され、分かりやすいサイトへ変化。リニューアル後のユニークユーザー数はリニューアル前のあるひと月と比較すると7倍にも伸びたそうです。さらにリード獲得数は月間2.5倍となり、仕事の成約率が高まりました

きっかけ・目的

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クライアントと受注者の関係から
開発パートナーへ

06 その後

マーケティングデザインチームという部署名がブランド戦略部に変わるなど、自社のブランドがより重要視されるようになりました。採用では「ブランドを一緒に作ってくれる人」が基準となったそうです。入りたての社員がブランドを守る気持ちを強く持ってセミナーで話してくれたりなど、まさにブランドをつくりに入社する、そんな意識を持った人が入ってきてくれています。
現在は、サイダス・セルディビジョン共同での新しいアプリケーション開発が進行中。受発注の関係を超えパートナーとしてのお付き合いが始まっています。
「自分の職業人生の中でセルディビジョンとの仕事が一番楽しかった!セルディビジョンにはいつでも信頼してお願いできます」と、私たちにとってこれ以上ない最高の褒め言葉をくださった清水さん。セルディビジョンのスタッフからしても、社内のスタッフと仕事をするようなチーム感で進めさせていただくことができた、貴重な経験でした。

(写真:サイダス東京オフィスにて、サイダスブランド戦略部湯浅さん・清水さんとセルディビジョンのブランディング担当服部)

きっかけ・目的

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