2015.Jan.13
『気づき/10』
当時まだスタッフが4名。
ひたすら制作に謀殺される日々の中、仕事をする意味を見失いかけていたときに、
とある人から『何のために仕事をしているの?』と問いかけられ、
いままでの仕事に対する姿勢を振り返るキッカケをいただきました。
「ひとに喜んでもらうために仕事をする」それを気づかせてくれた一言でした。
この写真は、その当時の代表・岩谷の心理を表しています。
当時の岩谷と同年代の女性デザイナー3人へ同じ質問をしてみました。
あなたは『何のために仕事をしているの?』
左から、上園、磯辺、菅野
磯部:んん...もちろん生活のためというのはありますけど......。
(......長い沈黙をやぶり)
菅野:私は地元が横浜ということもあるので、自分の手がけたデザインを
通いなれた道や馴染みの場所で見かける機会が多いんです。
なので家族が自分の仕事を目にすることも多くて。
それは素直に嬉しいですし、励みにもなります。
この前なんか父が知らずに私が作った冊子を家に持ち帰ってきたんです。笑
そう考えてみると、家族のために仕事をしていると言っても
過言じゃないかもしれないですね。
デザイナーという道に進むことも自分で決めたので、
納得がいくまでやりきりたいという思いも強いんです。
途中で投げ出してしまうのも自分らしくないですしね。
上薗:すごーい!菅野さんしっかりしてるー!
菅野:えー、そんなことないですよー。
磯部:じゃあ次っ!私は自分のデザインでお客様に喜んでもらうために仕事をしてます!
以前のインタビューでも話したんですけど、
前職ではロゴひとつ作るにしてもテキトーな部分が多くて。笑
でもセルに入ってみると自分とそんなに歳が変わらないのに
しっかりした考えを持っている人ばかりで軽くカルチャーショックを受けたんです。
それで自然と仕事に対する意識が変わりました。
なので、そんな先輩方に「イイね!」って言ってもらえるデザインを作ることも
私のやりがいの1つです。
褒められることでモチベーションが上がりますし、クオリティの向上にも繋がる。
それはお客様を喜ばせる可能性が広がることでもあるので、
いまはこのサイクルを持続できるように一生懸命取り組んでいます。
上薗:うぅぅぅ...みんなすごい......。
私は一度デザイナーという道を諦めた身なので、自分にできないことができる皆さんに
いつも尊敬の眼差しを送っています。笑
一般職に勤めていた頃はデザインと無縁の生活にどこか物足りなさを感じていて......
日に日にその気持ちが強くなり、「ダメもとでもう一度チャレンジしてみよう!」と。
磯部:その決断てすごいと思うなー。
菅野:うん、うん。
上薗:いやいや...そんなそんな......。
それで紆余曲折ありながら、結果的にセルディビジョンに拾っていただきました。笑
なので今は恩返しのつもりで一日も早く
皆さんに一人前のデザイナーとして認めてもらえるように必死で頑張っています。
私も、もっともっとお客様のお役に立ちたいですし。
想像以上にハードな現場ですけど、毎日刺激を受けられる環境なので
とても充実した毎日を送ってます。
ーーーまさに三者三様。難しいテーマだっただけに、皆さん眉間にシワを寄せながら答えてくれました。
間違いなく彼女たちがこれからのセルディビジョンを担う存在となっていくことでしょう。
次回 Vol.4『つながり/10』へと続きます。お楽しみに!