2021.Jun.22
こんにちは!
KJこと梶栗です。 最近映像のお仕事が増えて、いよいよ映画やドラマも他人事じゃなくなってきました。今までと別の視点で鑑賞しています...。 さて、今回もKJのおすすめの韓国ドラマのコーナーがやってまいりました。
お待たせしました。すみません。
今回おすすめするのはNetflixオリジナルの「ヴィンチェンツォ」。
主演を務めるのは太陽の末裔という、社会現象にもなったドラマの主役も務めた、ソンジュンギ。僕の好きな俳優の5本指に入る大好きな俳優さんです。
太陽の末裔の時にもそうでしたが、「ユーモアと知性を兼ね備えた、ミステリアスな強い男」をやらせたら右に出る俳優はいないのではないでしょうか...? ヒロインはチョンヨビン。初見かと思いきや、有名な映画などにも出ていてあまりにも役柄が違うので気づきませんでした。
ザ・コリアンビューティーです。 「ヴィンチェンツォ」のあらすじはというと、イタリアのとあるマフィアの顧問弁護士である、韓国系イタリア人のヴィンチェンツォ・カサノ(ソンジュンギ)が、敬愛していたボスの死を境に渡韓、その目的がクムガ・プラザという建物の地下に眠る金塊を手にするためだった、というものです。 ところが、クムガ・プラザを別の理由で狙うバベルという悪徳財閥とぶつかる羽目に。バベルに加担する者との頭脳戦、白兵戦。
巨悪と戦うベテラン弁護士とプラザの個性的な仲間たちとの共闘など、あいもかわらずのベタな設定です。
それでも見てしまいます。普通に面白いので。
見所はなんといってもヴィンチェンツォ。
顧問弁護士でありながら、イタリアの最高のマフィアが呼ばれる別称、コンシリエーレと恐れられた男の圧倒的強さと残忍さ。
とにかくスマートでエレガントな彼ですが、クムガ・プラザの人々と接していくうちに、だんだんとほぐれていき、時折り見せるチャーミングな一面も魅力的。 「悪が悪を倒す」がコンセプトではありますが、バベル側の人間が本当に最低で非道、理不尽な奴らなのです。それをバッサーバッサーと倒していき、「ねえ、あいつなんなの!?」と巨悪に恐れられるところが痛快。韓国特有のノワールとコメディ、恋愛要素がバランよく組み込まれています。
せっかくなので、クリエイター目線で。
とにかくカメラワークのメリハリが良いです。シリアスシーンとコミカルなシーン、恋愛のシーンが明確に手法が分かれていて、しつこいくらい流れる挿入歌も、パブロフの犬のように、今どんなシーンなのか、無意識のうちに視聴者の心の準備ができてしまいます。とにかくわかりやすいのです。今回はイタリアマフィアということで、オペラの挿入歌が多く、世界観をうまく構築していますね。 絵作りも徹底していますね。色調やコントラストもシーンによって切り替えているし、スローの使い所も抜群です。シリアスなシーンに関しては、どこのシーンでスクショしてもケータイの壁紙にできるといっても過言では無いと思います。
長文になってしまいましたが、今回は「ヴィンチェンツォ」について、ダラダラと語ってしまいました。
次回は、引き続きNetflixの韓国ドラマ「愛の不時着」について、北と南の関係性や違いについてちょびっとだけ詳しいKJからお伝えできればと思います。
それでは、またいつか!