2013.May.10
ごきげんよう。
Vickyです。
スタッフ紹介を完全にスルーされましたが、
たまには自分のことを書いてみようかな。
映画や漫画が好きなんですが、実は小説も読んでたりします。
それでははじめましょう。
本家にだって負けない!
窓際に座ることで、
なんちゃってスタバ感覚に浸ることもできます。
※マウントレーニアに「さよならソルシエ」(本日発売)を添えて
KIBEYA BOOKSの最初の特集は...
" オトコとはなんぞや! ハードボイルド作品 "
探偵はBARにいる「ススキノ探偵シリーズ」 東直己
(なぜか、一部見当たらなかった。)
大泉洋と松田龍平で映画化して話題になりました。
今年2作目が公開しますね。映画2作目の元は「探偵はひとりぼっち」です
映画は、大泉洋と松田龍平の起用がライトな層や女性にウケて評価が高いです。
ただ小説の方の主人公のイメージは、実は違って、
いつもダブルのスーツをきて、
ウィスキーを12オンスのグラスで氷なしでなみなみ飲むような、
なんていうんですか親父スメルが特徴的です。
「新宿鮫シリーズ」 大沢在昌
20代前半の頃、ほぼ週二で新宿で飲んでたので、
なじみ深いエリアの小説です。
キャリアをはずれた新宿署の刑事「新宿鮫」こと鮫島。
ストロベリーナイトの姫川シリーズのような警察組織のチームワークとは違った、
一匹狼タイプの刑事ものです。
個人的に、2作目の毒猿(ドュユアン)は、
(ドュユアン♪とhitomiっぽく歌ったあなたとはおいしいお酒が飲めそうです)
池上遼一のマンガ「サンクチュアリ」と並び、男のクレドに認定された作品です。
メインの台湾からのテロリストが盲腸を患っているのですが、
高校の頃盲腸の手術をし、医者に
「君の盲腸ね、普通は豆くらいのサイズなんだけど親指くらいになってたから。
もう少ししてたら死んでたよ、ハハッ(ミッ○ー)」
と言われた経験がある自分は、そんなところでも感情移入しました。
「氷舞」も、胎児の臓器売買のテーマの裏に、
他人を守る無償の母性愛のようなものが背景に描かれているで、女性は面白いと思いますよ。
新宿が舞台の新宿鮫ですが、
新宿区が条例で新宿の呼び込み、ポーターの規制を目指すらしいですが、
あの、
黒服「ちょっとお兄さんどう?あっキャバだと思った?うち、実は...ガールズバーだから」
→「四捨五入したらおんなじじゃねぇか」
とか、
黒服「お兄さんどう?あーへいきへいき、うちブスしかいないからブス専だし、
オマエぶっさいくやなーみたいなのしかいないから」
→「いや、よけいいかねーよ」
とか、
黒人「ヘーイ、なに?ヒサシブリジャーン!」(肩組んでくる)
→「つーかオマエしらねぇし(笑)」
みたいなテッパンノリがなくなると思うと寂しいですね。
でも、区役所通りにはろくな店ないし、
そっちのひとも確実にいるので、
新歓シーズンの皆さんはお気をつけください。
では話を戻して、
今回ハードボイルド2作をセレクトしてみたんですが、
最近の付箋回収だらけの作品に一石を投じた本を最後に。
「儚い羊たちの祝宴」 米澤 穂信
シュートストーリ時立ての作品ですが、
最後のたった1行の台詞で、読者をゾワッとさせる。
それが怖くも心地よくもある逸品です。
それでは、次回入荷の機会があればお会いしましょう。