創業昭和16年。77年以上の歴史を持つ会計事務所。
数年前、弊社でブランディングをした会計事務所が
リブランディングをした理由とは。

税理士法人オーケーパートナー

01 きっかけ

法人化のタイミングでリブランディング

数年前にブランディングをお手伝いさせていただいた大久保会計事務所。会社案内の増刷のご連絡をいただいたのですが、久しぶりだったこともあり、大久保先生にお会いしたい気持ちを伝え事務所へ伺わせていただきました。変わらず元気なご様子の大久保先生。ご連絡の依頼は会社案内の増刷でしたが、弊社もこの数年の間に様々なブランディングを手がけていました。何かお役に立てればという気持ちから、事例を紹介をしたところ大久保先生からポロリと重要な言葉がでました。実は、柏に支店を出そうかと思っていること。そして、そろそろ法人化をしようと考えていること。
この話がきっかけとなり、再びブランディングがはじまることとなります。

02 決断

今のままでいいか 未来を考えるか

支店の展開、法人化となると単純に会社案内を修正することではすまないと私たちは考えました。数年前に作った考え方や、イメージを大切にしていただいている現状も理解していましたが、さらに大久保会計事務所が飛躍していくために、この法人化を機に、社員全員が一つになることが大切だと感じたのを覚えています。そこで、大久保先生にリブランディングをご提案したところ、「このタイミングでさらなる成長のためにやろう」と決心いただきました。

03 進行中

ヒアリングと社員へのワークショップで
あり方を構築する

2016年9月からリブランディングがスタートしました。はじめに行ったのは、企業のあり方をはっきりさせること。代表のヒアリングだけでなく、選抜された社員さんとのワークショップを実施して、理念・行動指針・強みの素材となるものを抽出していきました。特徴的だったのは、”最高のパートナー”というキーワードが数多く見られたことです。社員全員が今までも大切にし、そしてこれからも大切にしたいという言葉でした。その会社が大切にしている言葉や想いを聞き出すことは、企業のブランディングをする上でとても重要です。
私たちが提案した理念は、ストレートにその想いを込めた『最高のパートナーであり続ける』という言葉。理念の提案と同時に法人化に際して社名を変えるべきか否かの議論も行いました。変えるべき、変えないべき。いろんな意見がある中、決定打になったのは、大久保会計事務所という個人ではなく、社員みんなの会社にしたいという想いでした。さらには新しい名称には、自分たちのあり方を込めるのが望ましいということで、「オーケーパートナー」の社名に生まれ変わりました。オーケーには、パートナー=何をお願いしても大丈夫という関係性のOKに加え、先代から受け継がれてきた大久保の意味も込められています。

04 進行中

オーケーパートナーを
どう伝えるか

理念と社名は変えるだけでは意味がありません。この想いを社内と社外にどう伝えていくかが重要となります。
お客様に”最高のパートナー"と言ってもらえる関係性を築くためには、”信頼”が必要不可欠です。新しいVI(Visual Identitiy)は、これまでの事務所の『歴史』や『伝統』をより感じられるデザインにしました。大久保会計事務所の創業は昭和16年。今までのお客様には、その歴史を再認識していただくことでより一層の信頼が生まれ、これからのお客様にも安心感を感じていただけると考えました。社員の方々は、先代から続いている歴史ある事務所の一員であることを自覚し、常に誇りを持ってもらいたい。新しいVIにはそういった想いが込められています。

05 進行中

会社案内やWebサイト、
各種ツールをどう作るか

MI、BI、VI、社名が変わると必然的に変えるべきものが出てきます。名刺や封筒、会社案内、WEBサイト、看板などのサイン。支店の設立も進む中、最低限変えるべきものを優先順位をつけて一新していきます。少しでもあり方やサービスが伝わるように、誰に対するものか、どう使うのかを丁寧に考えて作り上げていきました。

06 結果

リブランディングをした
お客さまからのメッセージ

業界の中では、「大久保会計さんはすごく変わりましたね。」と言われるようになりました。新規のお客様からは、結構評判がよく、長くやっている事務所だと思ってもらえるようになり、それが信頼に。狙い通りの流れになったと思います。
また、今回のリブランディングがきっかけでとりくんでいることがあります。ひとつはブログを月1回書くことです。新しいWebサイトは様々な方から見ていただいているようで、お客様からの評価もすごくいいです。自分が思っている以上にWebサイトは見られているものだと実感を持つことができました。もう一つは、朝礼でのクレド唱和とスピーチの開始です。理念から見直して、行動指針を作って発表して終わりではなく、それを共有していくために、持ち回りで行動指針1つをピックアップしてそれに因んだ話をしています。会社のあり方を再び作り直したことで、浸透しようとする取り組みが生まれています。また、みんなで作ったことも良かった。社員を巻き込みながら作ることって大切ですね。だからこそみんな自分ごとに捉えている気がします。
日本に会計事務所はたくさんありますが、その中で、自分たちのの特徴はこうだと言える事務所は少ないのではないでしょうか?今回のリブランディングによって、会社のあり方や強み、サービスに至るまで整理整頓したことで、みんなが同じことを伝えられるようになりました。これも非常に重要なことと感じています。
まだ、リリースして半年程度なので、結果がまだまだ見えていない部分もありますがいいスタートをきることができました。これからが楽しみです。