結婚式の長い一日…ぼくにとって親友・まさの結婚式の始まりは昨年の12月に遡るのです。
2008年…まさ主催の忘年会で酔っぱらっていた僕に改まったような態度でまさは話を切り出した。
「かめくん。ちょっとお願いがあるんだけど…」
「うん、いーよー!!」
これ以上ないであろう潔い二つ返事でぼくは何をやるかも分からないがとりあえず快く承諾した。
結婚式の二次回幹事のお願いだった。
で、でかい。。。
ま、ままままあ。とはいえ大親友、まさの結婚式の二次会だ。ぼくが任されないで他に誰かを指名しようものなら
「HEY!」。異議を申し立てましたよ?だから正直ちょっとほっとした気持ちだったのです。
結婚式の二次会といえば通常幹事は5?6人はいるもんで、他には大学の同級生のいーさんをはじめ、事務所のはっちゃん夫妻、由香さんの友達のあきさんとまりこさん。計6人。みんな知ってる顔なのでこれまたほっとした。
こうしておよそ半年まえに御指名を受け、「おいでやす?」とテーブルへのこのことやっていったぼくの二次会プランがスタートしたのでした。
月日の流れが徒然なるままに、あっちゅう間に2月も下旬に差し掛かったころに、寒風がふっと心を突いた。
(あっ、やっべぇ。おれ、幹事だった!)
漠然と捉えていた事をそろそろ形にしていかなければ!
というわけで思い出したようにまさに電話をして、そのまま岩谷家に流れ込み、夕食をごちそうになりました。御馳走様でした。岩谷家の夕食、いつもおいしいのです。
「ねえねえまさまさ、そろそろ結婚式の二次会の事を話し合っていこうと思うんだけど…」
「おっけ!そんじゃかめくん、二次会の幹事長よろしく!」
だいたいこんな感じで物事というのは決まるものなんです。
ともあれまずは皆で集まろう!というわけで3月の中旬くらいに最初の打ち合わせをして、2週に一回のペースで話し合いをして、かくかくしかじかで当日を迎える次第となりました。(はしょった!)
当日の披露宴の雰囲気はpresidentブログ「part1?part4」で御紹介されている通り、練りに練られた素晴らしい披露宴でした。ぼくもう感動しちゃった。
がしかし、そこは二次会の幹事。完全に酔っぱらせてもらえないのは罪ですね?。なんてのんきにビール飲んでたら会場の係員がぼくに忍び寄って来たじゃありませんか!
「あのー、そがめさんですよねー?この後最後のスピーチをひとつお願いしたいと新郎のほうからありましてー。
良かったら!もし宜しければで良いんですが今から考えてもらえませんかー?」
「えっ??聞いてないっすよ?」
「ええ、はじめて言いました。」
係員、潔し!!
まじかよと思ってまさの方を見ると、新郎、素敵なウインクでアイコンタクトをしてきます。
物事というものは、こうやって決まっていくものなのです。
「やりましょう!」
「あざーっす!!」
一瞬でいろんなこと考えました。
大学での初めてのまさとの会話…。
由香さんとの初めてあったときのエピソード…。
初めて結婚しますと聞かされたときの感動…。
初めての、まさし…。あぁ、ちがうちがう。
混乱するぼくを「それじゃお願いしますー」
無慈悲に係員はぼくを壇上へと誘導してくれました。
あんまりにも緊張と混乱が入り混じると人間開き直れるもので、考えてみた事全部言ってみましたら
意外と笑いがとれちゃった!これでいいのだ!!なのです。
その後も披露宴は愉快に続き、感動的なエンディングDVDで華やかに締まりました。
次はいよいよ二次会、「岩谷祭り」の出番がやってきたのであります。
つづく